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平成17年09月一般質問

※この文書は録音テープをテキスト化したものです。
正式な議事録ではありません。


 

榎本健治

(1)子育て支援について

@ 育児支援家庭訪問事業について

 核家庭化の進む昨今子育てに悩む若い親が増加しています。この事業は、出産間もない時期やさまざまな要因で養育が困難になっている家庭に対し、母子の健康状態の確認、育児に関する相談、指導育児・家事の援助や具体的な育児に関する技術指導を行うことにより、諸問題の解決、軽減をはかることを目的にしています。国が推進する様々な制度を活用し積極的に取り組む姿勢を期待しますが、当局の考えをお伺いします。

A 次世代育成支援行動計画策定について

 次世代支援法が制定されて、H17年4月までに各自治体で子育ての次世代育成支援行動計画を策定することになっていましたが、鵜殿村は作成できていません。以前の一般質問の答弁で今後、紀宝町さんとの合併のことを考えて、統一した方向で作成していくと答えられましたが、その後どうなっているのか?

(1)行動計画作成にあたり子育て世代の方々などが参加して策定委員会を設置すると言っていたが、現在〜合併後の予定は?

(2)次世代育成支援行動計画は、いつ策定できるのか?

  (完成は具体的に何年、何月を予定しているのか。現在〜合併後の予定は?)

B 小児救急電話相談について「♯8000」

 夜間に子どもが急に発熱することがありますが、救急車を呼んだ方が良いのか?様子を見た方がいいのか?悩んでいるお父さんお母さんがたくさんいます。そんなとき、小児救急電話相談に電話をかけると、三重病院の救急センターへつながり看護師さんや小児科ドクターが子どもに対して必要な助言をくれます。また、内容によっては休日夜間急患診療所や救急医療情報センターなどを案内してくれます。本当に、子育て中のお父さんやお母さんにとってとても有効な行政サービスです。そして、現在、全国共通番号として広がっている「♯8000」の短縮ダイヤルに三重県も番号を統一する様に整備を進めていると聞きましたが、その実施予定はいつ頃になるのかお伺いします。また、県境に位置するこの地域のエリアの問題はないのか、合せてお伺いします。

C 保育の充実(延長保育や休日保育など)

 パートタイム労働者の増加など就労形態の多様化等と相まって保育に対するニーズも多様化しています。今後多様な働き方が増えていくことが見込まれる中で、さらに柔軟な対応を図っていくことが必要であります。

こうした中で、保育を必要とする児童・家庭に対するサービスを確実に提供する観点から、住民の意見を踏まえて保育の計画的な供給体制の整備やその質の向上を図る必要があると思うが、多様化する保育ニーズに対し、当局の考えをお伺いします。

(2)21世紀の地方議会

@ 議会のライブカメラによるインターネット中継について 

若者の政治離れや、投票率の低下など問題となっている現在、今自分達の住んでいる地域では、どのようなことが問題となっているか?どんなことが話し合われているのか?議論されているのか?など、村民に公開していくことが大切なのではないか。生活スタイルの多様化が進んでいる中、家庭で身近に情報を得る事ができる議会のライブカメラによるインターネット中継は現在の社会では必要不可欠であります。

なによりも広報誌の文字媒体と違い映像というのは発言者の声や話し方などを見ることができ、発言に思いがこもっているか、どのような表情をして質問をしているのかを映像で見ることができます。

議員の質問だけではなく行政側の答弁者がどのような答弁をしているのか見ることができるのは、議会の雰囲気を知る上ではとても有意義なものです。

現在平日の昼間に議会が行われていることから現役世代が傍聴に来るには時間的に難しいですが、IT(ライブカメラ)を活用したインターネット配信は21世紀の地方議会と住民との関係を構築する新たな手法の一つだと強く思いますが、当局の考えを、お伺いします。

西田村長

 榎本議員の一般質に対して子育て支援については中野福祉衛生課長に答弁していただきます。21世紀の地方議会については、私の考えを答弁させていただきたいと思います。この議会中継のインターネット配信は、現在の議会は平日の昼間に開催しておりました、勤務等で傍聴が出来ない方もおられると思います。議会の内容については広報を使って住民の皆様に提供させていただいておりますが、自治体の情報公開情報発信が求められてるという時代の中で議会中継のインターネット配信は自治体と住民の距離を縮めることのできるひとつの方法ではないかと思います。本村が現在構築しております設備を使ってネット中継を行うことは技術的には可能ではございますが、今後実施していくことにつきましては、議員の皆様方と充分協議させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。


中野福祉衛生課長

失礼します。子育て支援家庭訪問事業についてお答えさせていただきます。

 この事業につきましては、国の次世代育成支援対策交付金???により行う事業でありまして、支援対象者につきましては、出産後間もない時期おおむね1年程度の養育者が育児ストレス,産後うつ病,育児ノイローゼ等の問題によって子育てに対して不安や孤立感等を抱える家庭又は虐待の恐れやそのリスクを抱える家庭、ひきこもりなど、家庭養育上の問題を抱える家庭や児童養護施設等を対象又は作動や委託終了後の家庭復帰等のため、自立に向けたアフターケアが必要な家庭児童の心身の発達が正常範囲になく、又は出生の状況から心身の正常な発達に関して、諸問題を有しており将来精神運動発達面等において障害の恐れがある児童のいる家庭、養育支援の必要性があると判断した家庭に対して子育て経験者による育児、家庭の援助又は保健士による具体的な育児支援に関する技術的援助を訪問により実施する事業でございます。当村におきます育児支援の取り組みにつきましては、保健センターにおきまして、要望等があれば保健士による妊婦、新生児の訪問指導や乳幼児検診における健康状態の確認や育児栄養に関する指導相談を年6回保健センターにおきまして、栄養士・保健士による育児相談等を実施しております。又17年度より社会福祉法人いなほ福祉会通園くじらさんのご協力をえまして、健康審査等において栄養経過観察と診断された児童や育児不安を持っている母親を対照に毎週1回親子教室を開催しています。また南郡熊野市の広域で組織しております紀南地域母子保健医療推進協議会では月1回紀南病院におきまして、三重大小児科専門委員の先生に来ていただきまして、乳児検診において発育および発達上の再検診が必要と判断された乳幼児に対しての二次検診を実施し、発達においた相談指導を行っております。又障害児の支援サービスとしまして、月2回紀南病院と熊野保健センターにおきまして、乳幼児と学童に別れまして療育教室を開催しております。又年4回三重県くさのみリハビリテーションの整形外科、理学療法士の先生紀南病院の理学療法士の先生による主体従事者の家庭ののびのび療育相談を行っています。現在紀宝町におきましても同じような取り組みをしております。新町に関しても継続して取り組んで参りたいと思っています。この育児支援家庭訪問事業の交付金制度の導入につきましても今後に新町におきまして検討してまいりたいと考えております。

次の2点目の次世代育成行動計画策定につきまして、お答えします。この次世代育成行動計画の策定につきましては、紀宝町との合併を考え最初の段階から業者も交えた中で統一した方向で進めてまいりました。最初村民の皆さんの子育て支援に関する生活実態や要望意見など把握するため就学前児童、小学校児童の保護者を対象としまして、次世代育成支援に関するニーズ調査を行いました。このアンケートを分析し、現況及び問題点を整理する中で、潜在的なニーズ地域特性などを勘案して、目標事業料などを設定するなど、業者と担当者レベルで進め策定しております。策定委員会は設置して検討することになっておりましたが、17年4月までに策定しなければならないということで、策定委員会を設置することができませんでした。現在新町の次世代育成構造計画の策定に向けまして、お互いの次世代育成行動計画のすり合わせをしているところでございます。今後はまず担当者レベルで各課での事務事業の中での子育て支援に関する事業等のすり合せを参考にしまして、両町村の実情・状況等を把握収集しまして、検討してまいりたいと思っております。その検討した内容等につきましてまとめた上で、策定委員会で協議していただき新町における次世代育成構造計画を策定してまいりたいと考えております。新町における次世代育成行動計画の策定につきましては、今の状況を考えますと新町になってからと考えておりますので、どうかよろしくお願いします。

次の3点目の小児救急電話相談についてお答えさせていただきます。三重県の小児救急電話相談につきましては、子どもの病気子育ての悩み、予防接種など子どもの健康や保健に関するあらゆる問題の相談を小児科専門医が毎日午後7時30分〜午後11時30分まで無料で相談に応じてくれる三重子ども医療ダイヤルがあります。又三重県におきましてもNTTのプッシュ回線から利用できる全国共通番号であります「♯8000」の短縮ダイヤルの整備を10月1日を目指して進められているとのことです。しかし当村の場合電話の区域が和歌山県に所属いたしますので、三重県の小児救急電話については、直接ダイヤルする必要があるということでございます。

次の4点目の延長保育や休日保育などの保育の充実についてお答えさせていただきます。現在鵜殿保育の延長保育につきましては、午後4時から午後5時半までの1時間半の延長保育を行っています。新町では保育所における延長保育につきましては、紀宝町にあわしていくことが決まっております。現在紀宝町では早朝午前7時半から午前8時半までの1時間の早朝保育と午後4時から午後6時までの2時間の延長保育を行っております。休日保育については行っておりません。新町ではこの紀宝町の例に従いまして、延長保育を行うことになりますので、早朝の1時間と延長2時間の延長保育を実施していくことになります。今後新町におきましても新町建設計画の中にありますように児童保育支援の一環として、安心して子どもを生み育てられる地域作りを実現する為、核家族化や女性の就労環境の変化に応じた延長保育や低年齢児童保育等の保育サービスの強化に勤めるとともに保育施設の整備や保育体制の充実を図ってまいります。以上でございます。

榎本健治

 子育て支援について一番からまた質問させていただきたいのですが、育児支援家庭訪問事業ですけども、今核家族化が進んできてアパート世帯なんかで若い世代大変多いんですよね。例えば今まででしたらおじいちゃんおばあちゃんなり、大所帯で住んですが、少子化が進んでくる中で子どもさん一人になったらどうしても父親は働きに行く、おかあさんと二人っきりになってしまうということで、悩んでる方が多いと伺いました。国が推称する様々な制度がありますが、去年まででしたら交付金じゃなく補助金として国が2分の1と地方自治体が4分の1又県が4分の1の負担でやってましたから、三位一体で交付金制度に変わりまして、こういった事業はいいと思いますので、というのはなかなか表に出て行きにくい、例えば先ほど紹介していただいた保健センターでのいろんな事業なんですけどもなかなか人前に出て行きにくい人もいますのでそういったとこもケアしていただいたらと思っております。そこで例えばこういった制度の案内とかは来てないんですか。交付金制度活用しますかとか県の方からお伺いします。

 

中野福祉衛生課長

 県の方からは来ております。


榎本健治

 次世代支援育成構造計画策定ということで、県の方にお伺いしましたところ、この交付金制度活用していろいろな事業できるということなんですけども、この次世代支援育成行動計画ですか?これやはり作成していなかったら取り入れてもらえない形になってるんですよね。交付金制度としてこれが必須条件なんですよね。大変遅れているということで、これをとりあえず先に作っていただかなくては、そういった対象から外れてしまうということもお伺いしたんで、紀宝町さんとの合併ありますので、統一した方向で進められてくとのことですが、合併後早急に4月1日からでもできるように進めていただきたいと思います。

 3番なんですけども、小児救急電話相談ですが、短縮ダイヤルになるということなんで、心配してた点が県境に位置するので、今までは普通の市外局番からかけるんですが、この鵜殿はどくとくな地域ですから三重県でも和歌山県の県境にあるので、ちょっと心配してたので、お伺いしました。又開始されたら広報等で案内お願いします。

 4番保育の充実ですが、先ほどの延長保育のこと言ってましたが、休日保育の件は再度お伺いします。

中野福祉衛生課長

 休日保育は今はやっていない状況です。

榎本健治

 今後も考えていないということですか。

中野福祉衛生課長

 今のところ構造計画の中にもうたってない状況です。

榎本健治

 休日保育ですが、先日若い方とお話したんですが、やはり共働きが増えるということで、お盆なんか保育所のお盆休みが長いということで、お正月と違ってお盆は一般企業会社なり休みではないので、その間保育所で見ていただきたいというニーズがありまして、そういったとこも今後そのニーズに答えていっていただきたいと思います。

西田村長

 今のお盆休日の時の保育の状況というのは、ご意見等いただいておりますので、これから充分検討して前向きに検討していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

榎本健治

 実際にこれは生のお父さん・お母さんの声ですので、是非とも進めていただきたいと思います。 

 インターネットを使ったライブ中継についてですが、今どんどんIT時代が進んでます。三重県議会が21日開会なんですが、本日から県議会生中継でインターネット配信していく予定であると発表しました。確かにこれは大変いいことだと思います。やはり平日の昼間なので、現役世代が傍聴に行きにくいということで、先ほどの広報等でお知らせいただいてるということですが、なかな広報でしたら、一般質問のみしか取り上げられないですよね。一番大事になってくるのは、税金の使い方、例えば予算決算の当局側の回答はどうなのかと、そういったとこが目で見ていけるので、本当に革命ではないかと思います。さっきも村長の初心表明でもありましたように、インターネットを使って紀南病院の内科医なんかも募集が来たと、そういったとこでもインターネットの力はすごいと思います。今後充分新町になってからこういったところ充分検討していただきたいと思います。

 補則説明ですが、県の方では、熊野古道の紹介とか他のサービスの発信も行っていると例えば先ほどの子育て支援のことなんかも、各課なり配信していただいたらいいんではないかと思います。最寄の自治体では、熊野市議会は平成5年からされているということで、これは庁舎内だけなんですが、庁舎内のロビー、各課にテレビが設置されていて、例えば問題定義が起こったときに職員なんかもそういう質問に対して、どういった方向なのかとか職員も周知できると、伺っております。こういったことも含めてぜひとも新しい町になってからそういった面でも検討して21世紀の地方議会新たな手法ということで、研究していただきたいと思います。まず段階的にやっていただきたいです。いきなりインターネット生中継というのは難しいので段階的に庁舎内、公共施設、家庭と計画的に研究して進めていっていただきたと思いますので、よろしくお願いします。以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。

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